洗い張り

は縫いも終わり,、洗う生地を総て1本には縫いして、洗う用意をします

洗い張りとは、
洗って張るという字を書きます。実際にはhpの右写真の機械で洗います。今でも手でたらいで洗っている店も在りますが、当店では平たいまま洗い、すすぎ、糊付け、脱水としますので脱水機で強力に回してしわだらけに成ってしわが取れないといった事は有りません。超音波を利用した汚れ落しも生地を痛めず超音波の振動だけで汚れを振るい落としますので擦った様な筋も付にくく洗った生地同士引っ付いて生地同士で色の付け合いもありません。

左の写真はのりを落として糊気を無くならして本来のヨゴレ落しの台にいきます

これが汚れ落しの台で超音波の機械もここで使います

洗った後,洗剤だらけの生地を水洗する所に送ります

3連の水洗機とロールによる軽い絞りをします、右、下の写真に行き、洗剤の中和、糊付け脱水といって自然乾燥になります。

下の機械部分は脱水、石鹸系の中和,糊入れになります。右上写真から右上の下右写真に降りてきて、右下写真の酢酸による酸中和後水洗、水洗糊付け,乾燥部屋に行き乾燥します。

洗い張りのはじめは着物をばらばらにする事から始めます,
解きと言います

次はバラバラにした生地を一本の生地状にする事をは縫いといい、

今はオーバロックのミシンで写真のように広げると平らになります

湯のし

上の部分から
降りてきた生地を
ロールで泡取り
水洗します。
下写真、水洗部分

乾燥した後は各々1本の生地にして湯のし、生地の幅出しに成ります。

ここが機械湯のしの心臓部。
2本の銅製のドラムで乾燥、幅だしの部分ですが。この道、ウン10年のベテランさんの機械操作です。

手前のドラムで幅を一定にして
蒸気の力で幅を一定と一定幅の固定をしつつ乾燥します。

幅が一定になった生地を乾燥後畳んで、仕上げます

湯のし後、一本に成っていた生地を
解いて、一枚の部品のような生地にします。

着物では袖2枚、身頃2枚、オクミ2枚
主襟1枚、掛け襟1枚。

胴裏も同じようなものです。主襟、掛け襟が無くって広襟の時に襟裏が、
八掛は裾回し4枚、オクミ2枚、袖口、襟先が各2枚。
羽織は身頃2枚、袖2枚、襟1枚、袖口、マチが各2枚
を点検して揃えます。

アイロン
仕上げで
小さな
皺を伸ばし
四角に
成るように
生地を整えます

整えた後は、解いた後の数を点検し、点数をチェックして、
着物や羽織になるように裏を揃えて、仕立てが出来る前の状態にします。

これで洗い張りの説明を終わりますが、不明な点はメールください。
出来る範囲内で説明させていただきます。

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